2025.03.26

通販ビジネスを効率化!発送代行を活用するメリット・業者の選び方を解説

ネットショッピングは利便性が高く、今ではすっかり消費者の買い物スタイルの一つとして定着しています。そして今後も通販ビジネスは、ますます増加・拡大傾向の業界となるでしょう。

もしも事業拡大によって運用に手が回らなくなってきた場合、「発送代行」のサービスを活用することで業務の効率化やコスト削減をスムーズに目指せます。

今回は、「発送代行」によって得られるメリット・活用している業界・発送代行業者の選び方について詳しくご紹介します。

発送代行を活用するメリットとは?

「発送代行」とは、EC通販やネットショップの商品発送に関する業務全般を代わりに引き受けてくれるサービスです。

入荷検品・在庫管理・発送(パンフレット・ダイレクトメールも含む)など幅広い作業を依頼できるため、これまでの発送業務の負担が大きく軽減されます。

また、発送代行を業務委託することで業務効率化が実現し、人的・時間的な余裕が生まれ、コア業務へ集中できるようになるでしょう。

発送代行を活用することの具体的なメリットについて、以下でご紹介いたします。

物流の専門ノウハウを活用できる

業者に任せることで商品管理をする必要がなくなると、保管スペースが不要になります。

ほかにも、物流に関する専門的なシステムの活用で、業務の効率化・最適化が可能です。

以下に示したものが業務内容の詳細です。

~委託できる業務~

  • 発送物の仕分け
  • 伝票の添付作業
  • 商品の入荷検品・梱包
  • 商品の発送

このように、発送に関するほとんどの業務を依頼できるため、効率的な倉庫管理・ピッキング・梱包の最適化が図れます。

ただし、代行業者によって依頼できる業務内容の範囲が異なりますので事前に確認が必要です。

人員不足や繁忙期の負担を軽減

発送代行の活用により、社内スタッフのリソースを確保できます。

発送業務は顧客管理・検品・梱包など細かい作業が多岐に渡るため、商品を管理・発送している場合は人員不足や繁忙期における業務負担が大きく、人員確保が重要課題となるでしょう。

もし発送代行を業務委託すれば、こういった人員不足が解消されるだけでなく業務効率や生産性の向上も見込めます。

また人員に余裕ができることで、コア業務(商品開発・販促・マーケティングリサーチなど)に注力できる体制を整えられ、事業成長にもつながるでしょう。

配送スピードの向上

EC通販、ネットショップの運営は、一度の発送遅延・発送ミスがあるだけでも顧客からの信用を失うかもしれません。

発送代行業者は大量注文に対応するノウハウを持っているだけでなく、全国対応の倉庫ネットワークで迅速な発送も可能なため、専門知識を活かして的確かつスピーディーな配送が可能です。

倉庫管理システム(WMS)を活用することで人的ミスを防ぎ、発送品質を向上させる知識や実績を活かした仕事で顧客満足度のアップも期待できるでしょう。

多様な出荷オプションの提供

発送代行業者によって対応範囲は異なりますが、出荷作業は以下のように細かく分類されます。

①     ピッキング

②     出荷商品の検品

③     適切な梱包

④     ニーズに合わせた包装(ギフト包装、熨斗対応、販促物同梱などの個別カスタマイズ)

上記のような作業を柔軟に対応してくれる可能性が高いので、まずは相談してみることがおすすめです。

EC事業のスケールアップに対応

発送代行のサービスをうまく活用すれば、小ロットから大量依頼まで受注量の増減についても柔軟に対応できるようになります。

EC事業の成長に合わせた物流体制を整えたいのなら、進んで活用すべきでしょう。

コストの削減

社内で発送業務を行う場合、まず出荷商品の管理スペースを確保する必要があります。さらに、効率化のためのシステム導入費用や発送業務に携わる人員の確保など、設備費や人件費も必要となります。

発送代行を委託すれば、件数に合わせて人員を配置でき、システムも発送代行業者のものを利用できるため、結果的にコスト削減につながるでしょう。

企業の発送代行の通販活用例

実際に、発送代行サービスを積極的に活用しているのはどのような企業なのでしょうか。

以下でその活用例を、具体的にご紹介します。

食品EC

冷凍・冷蔵対応が必要な食品は、適切な商品管理が行える施設・設備・スペース・人員を確保する必要があるため、発送代行サービスが重宝されます。

例えばお中元・お歳暮、ふるさと納税返礼品発送代行、結婚式の引き出物など、短期間で大量の商品を少ない頻度で発送するような商品が該当します。

D2Cブランド

メーカー・ブランドの自社開発商品は、小売店を経由せず直接消費者に販売するのが主流になってきています。

企業ごとにブランディングに合った梱包が求められることから、発送代行サービスを利用してきめ細かい梱包・発送に対応しています。

サブスクリプションサービス

定額料金を支払うことで利用できる商品・サービスは、リピート購入(定期発送が必要)が見込まれることから発送代行の活用が主流です。

例えば、健康食品・サプリメントの定期通販、洋服・鞄のレンタルサービスなどが該当します。

クラウドファンディングのリターン発送

ネットを介して不特定多数の人々から資金を調達するクラウドファンディングを行う企業も珍しくありません。

クラウドファンディングのリターン発送は、プロジェクト終了後に支援者へ返礼品をスムーズに大量発送する必要があるため、発送代行サービスの活用が効率化に適しています。

発送代行業者の選び方と失敗しないポイント

次に、信頼できる発送代行業者の選び方や失敗しないポイントについて詳しくご紹介します。

1.       対応可能な配送サービス・倉庫タイプの確認

発送代行業者によって対応できる業務範囲が異なるため、特にギフト対応、物流加工・流通加工の委託についてはきちんと確認をしましょう。

また、これらは倉庫タイプによって配送内容の範囲が変わってきますので、以下で特徴をご紹介します。

個別倉庫タイプ

入荷・出荷・保管業務を担います。

一つの拠点で商品を管理し、広範囲な出荷先にもスケジュール・コスト管理が可能です。

複数拠点タイプ

発送代行業者が複数の物流倉庫と契約して発送代行サービスを提供するタイプで、入荷・出荷・在庫管理を代行業者に委託します。

全国に拠点があるため、配送コストを抑えられるのが特徴です。物流倉庫の業務効率化を図りたい企業に適しています。

フルフィルメントタイプ

発送業務に関する入出荷管理・受注管理・保管業務などを包括的に依頼できるサービス形態です。

受注から発送までスピーディーな対応が可能なため、発送業務の拡大・煩雑化している企業に適しています。

2.       コストとサービスのバランス

次に、サービス内容の見積もりを確認しましょう。

見積もりの算出方法は、「作業一式」と「明細単位」の二つに分類されます。

見積もりを比較する際は、費用の総額で判断するのではなく、各作業内容にかかる料金体系を明確に算出した上で検討しましょう。

以下が発送代行料金の内訳と費用相場をまとめた一例です。

発送代行料金の内訳

発送時、主にかかってくる可能性のある費用を下記でご紹介します。

【基本料金】

主に、倉庫管理システム(WMS)の導入費や利用料金が該当し、1か月で3万円程度かかるでしょう。業者により、在庫管理費を含む場合もあります。

【入庫・出庫料】

入庫・出庫に伴い、ピッキング・検品作業の場所へ移動する際にかかる作業料金です。1個あたりで算出されることが多く、作業方法(フォークリフト・手積み)や商品の単位(単品・箱単位)によっても料金が変わります。

【入庫・出庫料の相場】

  • 単品:1個あたり10~100円
  • 箱単位:1箱30~150円

【保管料】

倉庫の1坪あたりで費用が計算されることが多く、一般的に利用面積に応じて算出されます。

倉庫の所在地や冷凍・冷蔵商品の保管により、高額になることもあります。

【1坪あたりの保管料(常温商品の場合)】

  • 都市部:5,000~10,000円
  • 郊外:3,000~6,000円

【梱包料】

段ボールなど資材の組み立て、緩衝材による調整、ギフトラッピングなどが対象の費用で、1個あたり100~500円が相場です。

【配送料】

発送代行業者は大手宅配業者と専任契約を結び、割安料金で配送業務を行います。

料金は、商品の配送先エリア・サイズ・重量によって変動します。

【商品サイズ別の費用】

  • 60サイズ(縦・横・高さの合計が60㎝以内):1個450円前後
  • 120サイズ(縦・横・高さの合計が120㎝以内):1個800円前後

 

以上のように様々な条件で細かく設定されていますので、希望条件に対応可能な範囲も確認しましょう。

3.       システム連携のしやすさ

発送代行業者に委託する中でも、普段の運営やトラブル対応時などに商品の流れを把握する必要があります。

発送代行業者は倉庫管理システム(WMS)を活用して倉庫内の商品管理・発送業務を行いますが、業者によってWMSの種類が異なるため、使用しているシステムと連携が可能かどうか、そして日々の連携方法についても確認しましょう。

4.       サポート体制

発送代行サービスを活用すると、依頼した側は商品管理の機会が減るため、トラブル時に柔軟な対応が可能なのかを確認することも重要です。

日々の業務連絡や定期的なミーティングなど、情報共有の方法は業者によって異なりますので、連携を密にできて、細やかに情報共有ができる業者を見定めましょう。

最後に

売り上げ拡大に伴う出荷業務の増加により、商品の管理・発送業務の効率化を検討されているのであれば、代行業者へ依頼されてはいかがでしょうか。

はぴロジでは、全国200拠点の倉庫から様々な商材に適した倉庫をご提案し、効率的な発送業務のサポートをいたします。

また、弊社のクラウド型流通統合システム「logiec(ロジーク)」は、EC業務を自動化し、在庫管理まで対応できるサービスとなっており、大変ご好評をいただいております。

EC物流にかかるアウトソーシング業務も包括的に請け負っており、EC業務の自動化や倉庫管理の効率化が可能です。ご興味のある企業様は、ぜひお気軽にご相談ください。