アニメやアイドル、声優などアーティストのファン活動として若い世代を中心に広まっている「推し活(おしかつ)」をご存じでしょうか?
アニメの新期決定や、劇場版化のキャラクターグッズ購入を支えているのが、「推し活」や対象の作品を応援しているファン層のお客さまです。ネットショップ運営者様からみても、お客様層の固定化、定期的なファン層の入れ替わりで飽きを感じさせない、ファン化傾向のあるお客様をリピーターとして獲得しやすいといった影響があります。
しかし、「大切な推しのポスターの角が折れていた」「発売日に届かず悲しい思いをした」などのお客様の声もあります。
このようにネットショップの方々を悩ませるのが「安心感のある商品配送の提供ができていない」という課題です。
フィギュアなどのキャラクターグッズは、非常にデリケートなため、輸送中の破損が原因での返品やお客様対応が発生することがあります。
本記事では、「アニメ・キャラクターグッズ物流」を支えるために、はぴロジから3つのポイントをご紹介いたします。
「アニメ・キャラクターグッズの物流に最適な倉庫から、出荷変動にも対応できる倉庫選びがしたい」とお考えの方は、是非ともご活用ください。
お取り扱いは入念に!グッズの梱包方法
アニメグッズやフィギュア等キャラクターグッズの配送では、破損を限りなくゼロに抑える必要があります。
梱包が悪いと、少しの衝撃でもダメージを受けやすく、限定販売品や受注生産商品の場合などは、交換商品が用意できずキャンセルになる恐れや、交換対応になったとしても、商品の到着までに時間がかかりお客様の気持ちが冷めてしまう恐れがあります。
商品破損のリスクを下げるためにも、梱包のノウハウを持っている倉庫や、グッズ対応実績のある倉庫選びをしていきましょう。
また、アニメグッズやキャラクターグッズの配送では特に、商品を個別に包む袋や、商材ごとに応じた柔軟な梱包方法が求められます。
例えば、身近なものですと透明なOPP袋を用いた包装を目にしたことはございませんでしょうか。
OPP袋は傷や汚れを防ぐ梱包材で、袋に直接テープが張られており、テープを剥がすと糊が付着し、様々な商品のサイズに合わせて梱包することができます。
OPP袋包装は、缶バッチ・アクリルキーホルダー等の商品同士が擦れて細かいキズが付きやすい商品におすすめです。ブロマイドなどの紙類も封筒タイプのOPP袋に入れることが多いです。ただ、商品自体を固定する効果はありませんので、梱包の際にはプチプチを用いたり、緩衝材を入れることで箱の中で商品が動き回ることによっておこる傷やへこみを回避できます。
大量受注への対応(Blu-ray・DVD、新発売、映画化など)
実店舗販売と同じく、ネットショップでも「予約販売」という売り方を行うケースがあります。
「アニメ・キャラクターグッズ物流」では、機会損失を防ぎ、事前に受注・決済まで完了させることで、公式の発売日に合わせて発送を行うことができます。
例えばこのような例が挙げられるでしょう。
「○周年記念の限定コラボポスターが限定販売!12月下旬予約開始!」
「オフィシャルグッズをオンラインにて予約販売いたします」
「劇場版のBlu-ray・DVDの予約注文を開始しました」
実際に、ミスを防ぐ運営を実現させるには、予約販売時のオペレーションが社内や委託先に浸透していることが必要になります。
もし現在の委託先や自社で対応できるキャパシティーを超える大量受注が発生し、到着日を一律にする必要がある場合「スポット」で対応していただける新規の委託先を探す必要があります。
新規でグッズ商品のスポット対応委託先を探す必要になった場合、以下の点を抑えておきましょう。
①スポット連携先もシステムで管理されていること
②ネットショップの現在のオペレーションを崩さずデータの受け渡しが可能であること
③大量受注後は既存委託先のみの運用となるため、スポットの委託先に預けてある荷物を既存委託先に移す準備をすること
④既存と新規どちらも同じ「物流品質」を担保すること
しかし、スポット対応と言っても「システム連携の開発費用に莫大な資金がかかってしまう」「既存とは異なる形式で発送完了の実績データが戻ってくる」などの課題があり、結果手動でなんとか自社での対応を行い、結果的に遅延が発生してしまうというケースも見られます。
ネットショップの質を担保し、顧客の熱に応え続けるためにも大量受注のデータ連携やキャパシティーの問題は常に改善していかなければなりません。
返品対応
とは言え、どんなに丁寧に梱包・配送をし、発売日に届いたとしても、細かいキズや折り目等を理由に交換・返品が発生するのが「アニメ・キャラクターグッズ物流」です。
通常時の返品率が3%だったと仮定します。普段ではパラパラと行われる交換・返品も、1,000件出荷であれば30件、10,000件であれば300件を短い期間で対応しなければなりません。ファンが多いコンテンツであればある程、売れた後の対応も準備が必要となります。
こちらでは、予約商品の販売にまつわる交換・返品対応についての事例をご紹介いたします。
はぴロジをご利用いただいているお客様で、
・通常時は新商品発売時に5,000~10,000件の出荷
・ファンをとても大事にされているため資材・梱包ともにこだわり
・交換・返品の窓口はショップ様、返品は委託先の倉庫様
というショップ様がいらっしゃいます。
こちらのお客様の作品が大ヒットし、150,000件まで膨れ上がる予約が発生しました。
嬉しい悲鳴があがるところですが、喜んでばかりもいられません。3%の交換・返品対応が発生する可能性があるのです。
商品到着後に発生しうる交換・返品のオペレーションについて、ご相談をいただき、はぴロジからは次のようなご提案をさせていただいております。
・問い合わせ窓口として、パートナーのコールセンターをご紹介
・既存の物流センターは配送にしばらく追われる(到着後の口コミ等を見て、以降も購入はしばらく続く)ため、返品商品の受け取りと検品に特化した倉庫のご案内
多くのお問い合わせに対応を遅れずに行うことができ、購入された作品のファンの皆様からの評価も高かったとお伺いしております。
「アニメ・キャラクターグッズ物流」はどう解決すればいい?
はぴロジでは「アニメ・キャラクターグッズ物流」を支えるためにのことでネットショップ様のお役立ちができます。
・キャラクターグッズ物流に知見と実績がある倉庫のご紹介
・大量受注のデータ連携
・複数連携先とのデータ形式や、運用や返品時のオペレーションの統一化
フェスやLiveイベントのグッズの発送、アニメのBlu-rayや特典の発送でお悩みがございましたら、是非はぴロジまでお問い合わせください。